2022年度 研究大会

・日時:2023 年 3 月 27 日(月)10:00~16:30
・場所:日本電子専門学校(新宿区)
・東京都の現状報告:教育庁総務部教育政策課主任指導主事(情報企画担当)江川 徹 先生
・講演:『大学入学共通テストと情報I』独立行政法人 大学入試センター 試験問題調査官 水野修治 先生
口頭発表(5件):
・『大学入学共通テストに向けた「データの活用」の授業実践の検討~試作問題「情報」に関する本会の見解を踏まえて~』都立神代高等学校 稲垣俊介 先生
・『生徒の発想から仕組みをつくるプログラミングの授業』都立大島高等学校 宮之原将哉 先生
・『生徒の心を引きつける配膳ロボットのプログラミング授業 2 年目』佼成学園高等学校 岡野英樹 先生
・『情報科の授業における 1 人 1 台端末の活用実践と課題』都立葛飾総合高等学校 山田純弥 先生
・『e スポーツ部設立に必要な環境構築について』都立大江戸高等学校 池尻啓輔 先生
•ポスター発表(7 件):
・『すごくわかる 著作権と授業』で理解する授業目的公衆送信補償金制度広島大学 隅谷孝洋 先生東京工業大学 天野由貴 先生
・『ネットワークの仕組みを可視化し体験的に学習する取り組み』北海道大学情報基盤センター小泉力一 先生
・『大学入学共通テスト「情報」試作問題(2022)の検討』 工学院大学附属中学校・高等学校中野由章 先生
・『情報Ⅱにおける実習環境構築』都立三鷹中等教育学校 能城茂雄 先生
・『情報Ⅰでなんちゃってカリマネ』都立立川高等学校 佐藤義弘 先生
・『ネットワーク実習やってみよう!』都立小平高等学校 小松一智 千之
・『Web サイト作成を通した情報デザインの授業』都立町田高等学校 小原 格
口頭発表、ポスター発表も併せて 12 件、110 名を超える参加者は興味深く熱心に耳を
傾け、発表者とのやりとりを行っていました。

授業公開・研究協議会

以下のとおり,授業公開・研究協議を行いました。
皆様の御参加・御協力ありがとうございました。

日時:2023年2月16日(木) 14:45~16:30
場所:東京都立町田高等学校 PC室
内容:モデル化とシミュレーション

全体説明個人演習
グループシェアリング全体シェアリング


「モデル化とシミュレーション」の授業として、図的モデル「状態遷移図」についての授業が行われました。
前段でモデル化の基本や種類を学習した後、自動販売機のふるまいをモデル化する練習を通して、より複雑な状態遷移図を書く演習を行いました。
演習後、生徒はグループに分かれ、ClassiNOTEに書かれた互いの図を見比べながら、自らの図を振り返り、また、教え合いを通して修正していきました。
最後に、全体で、いくつかの作品をシェアしながら、よりわかりやすい描き方を共有しました。

第3回教科「情報」情報交換会

2022年度 第3回教科「情報」情報交換会
日時:2022年10月18日(火) 15:30~16:30
テーマ:プログラミングどこまでやりますか?
コーディネーター:東京都立昭和高等学校 今井大介
内容:みなさんプログラミング授業の内容はどこまで教えますか。また、ツールは何を使っていますかなどの情報交換ができればと思います。また、そのほかの情報交換もできればと思っています。

次のような内容で情報交換を行いました。
・タイピング能力の低い生徒などのプログラミング指導方法。
・ループ処理(forとwhile)の扱い。歴史的にはwhileが先でforが後。ifとwhileは兄弟、みたいな感じで、ifは条件に一致したときに一回実行、whileは条件に一致している間、なんども実行。など
・プログラムの授業時間数
・探索(線形探索・二分探索)、整列ソート(バブルソート)はどこまでやるか。
など、とても有意義な時間となりました。


第2回 研修会・研究協議会

ソフトウェア実践活用研修会

 

日時:2022822()

場所:東京都立若葉総合高等学校

内容:AdobeIllustrator及びOffice365 PowerAutomateの活用実習

講師:能城茂雄先生(都立三鷹中等教育学校)・山本博之先生(都立若葉総合高等学校)

 

  

第1部AdobeIllustrator研修(山本先生)

「情報デザイン」を念頭にしたIllustratorの基本的な使い方と実践授業「お菓子のパッケージ作成」

第2部Office365 PowerAutomateの活用実習(能城先生)

FormsPowerautomateを使った課題「未提出」の自動確認」を例にPower automateの実践を行いました。

Microsoft Formsと、ExcelPower automateを使い、授業中に行った小テスト(Forms)の解答状況を生徒が回答したタイミングで、自動で集計する方法を実践しました。

第3部 各校情報交換会

各校の現状などについての情報交換を行いました。

都高情研として、久しぶりの対面研修が行えました。情報デザイン分野で活用できるAdobeIllustratorの実践や小テストやいろいろなことで使えるPower automateの活用など、とても充実した研修となりました。


第2回教科「情報」情報交換会


  

2022年度 第2回教科「情報」情報交換会

日時:202275() 14:0015:3013:55ミーティングルームオープン)

テーマ:「情報Ⅰ」とスマスク端末どう使ってます?~都立高校編~

コーディネーター:東京都立昭和高等学校 今井大介

内容:「情報Ⅰ」でスマスク端末をどう活用していますか。1学期にやってみた内容や、2学期に向けての準備を含め、情報交換ができればと思います。

 

能城先生(都立 三鷹中等)より「FormsPower automateを使った課題「未提出」の自動確認」

Microsoft Formsと、ExcelOnlinePower automateを使い、授業中に行った小テスト(Forms)の解答状況を生徒が回答したタイミングで、自動で集計する方法を紹介していただきました。また、Excelの共同作業や課題提出の方法などの紹介もしていただきました。

小原先生(都立町田)より、1学期期末考査の状況やスマスク端末(ipad)の活用事例等をお話ししていただきました。

いろいろな学校の実践例やTeamsFormsStreamの活用事例、スマスク端末をほかの教科でどう使ってもらうかなど、様々な話題が出て充実した情報交換会となりました。


第1回教科「情報」情報交換会

  

2022年度 第1回教科「情報」情報交換会(第2回研究協議会)

日時:2022613() 15:4016:3015:35ミーティングルームオープン)

テーマ:どう作る「情報Ⅰ」期末考査!

コーディネーター:東京都立昭和高等学校 今井大介

内容:「情報Ⅰ」の定期考査について、「受験に向けた内容?まだはやいかな。」「思考判断表現の問題はどうする?」「そもそも、各問題に観点別の項目をいれるべき?」など悩みが付きません。どのように作るのか情報交換ができたらいいなと思っております。

 

活発な意見交換を行いました。入試を意識した話題が多く出ました。話題に出た項目「定期考査で受験に向けた内容を出すかどうか」「どうやって思考力・判断力・表現力を問う問題を作るのか」「問題に「知識・技能」「思考・判断・表現」などを表記すべきか」「プログラミングのテストはどのように出題するか」「情報Ⅰのプログラミングの最終目標は」「試験範囲は教科書の内容のみか、発展した問題も入れるか」等


2022年度 都高情研 総会後の研究協議会(第1回研究協議会)

2022年度 都高情研 総会後の研究協議会(第1回研究協議会) オンライン開催 2022.6.4

講演者:鎌田高徳(神奈川県立横浜国際高等学校教諭)

テーマ「しっかりわかる、高校の情報I」

「高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる本」の編集にあたって情報Ⅰの学習のポイントとなる問題解決に重きを置いて編集したという話をしていただきました。

執筆は情報Ⅰの参考書がほとんど世に出ていないことからファーストペンギンのつもりで執筆され、大変苦労されたということでした。高校生でも一般の方でもわかり、情報Ⅰの全体像がわかるように工夫した本に仕上がっているとのことでした。

先生方には、単元ごとに1つは問題解決の授業を取り入れることをすすめ、その題材は身近であり、生徒にとって切実な問題であり、実行ができ、その後の検証までしっかりとやって欲しいということを強調されていました。

後半は、4月からの授業実践の紹介いただき、問題解決の授業を実際にどんなことをやっているのか具体的にイメージをすることができました。良い授業ができるのは色々な先生と交流しているからと申しており、研究会の大切さもお話いただきました。