2015(H.27)年度


・総 会  2015/06/08(土) 都立 立川 高等学校にて
・研究大会 2016/03/28(月) 日本電子専門学校にて


専門委員会

・タブレット型PC活用検討 専門委員会
・プログラミング教育 専門委員会

※ 専門委員会とは
総会において承認された専門委員会について会員へ周知し、
会員は、希望する専門委員会への参加登録をして、各専門
委員会での研究協議等へ出席できる。
但し、企業等の法人関係の会員は専門委員会への参加登録ができない。


2015(H.27)年度 研究協議会概要

今年度、開催された研究協議会の一覧です。

・2015/08/03(月)~2015/08/05(水) 東京大学駒場キャンパスにて
・プログラミング体験に適した処理系とその特徴
・情報教育と情報モラル教育
・プログラミング教育の考え方: データ構造・計算量
(研修報告・資料データ)← 会員限定となります

・2015/06/19(金) 都立神代高校にて
・授業見学(プログラミング演習)
・参加者相互による研究協議
(研修報告・資料データ)← 会員限定となります

・2015/06/10(水) 都立白鴎高校にて
・授業見学(Webページによる情報伝達)
・参加者相互による研究協議
(研修報告・資料データ)← 会員限定となります

・2015/05/28(木) 都立町田高校にて
・授業見学(問題解決を学ぶ意義と流れ)
・参加者相互による研究協議
(研修報告・資料データ)← 会員限定となります

・2015/05/18(月) 都市大付属高校にて
・授業見学(統計グラフコンクール作品作成)
・都市大付属高校の教科情報概要
(研修報告・資料データ)← 会員限定となります

・2015/05/09(土) マイクロソフト品川オフィスにて
・MS提案するICT活用紹介
・MSが提案するプログラミング教育
・VisualStudioを用いた授業体験
・ディスカッション
(研修報告・資料データ)← 会員限定となります


2016.2.29 三鷹中等授業見学会 報告

研修会の様子他
    
日時:2016年2月29(月)13:00~17:00
場所:都立三鷹中等教育学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:問題解決のための方法
授業者:能城 茂雄 先生


三鷹中等教育学校にて、「問題解決と情報手段の利用」をテーマとした授業を見学した。2時間連続の最初の時間では、ブレーンストーミング、情報の整理法に関する概要と手順についての説明を聞いたあと、「遊園地に求めるもの」をテーマに、あらかじめ用意した意見カードを使い、「意見カード広げ」「分類分け」「表札作り」「文章化」という一連の流れを体験していた。次の時間では、「学校への携帯電話の持ち込みについて」というテーマで、意見出しから文章化までを再度体験していた。生徒たちは、例題練習と、実践演習による2段階の実習により、問題解決手法とその使い方について理解を深めていた。授業後の研究協議会では、企業関係者の方より、今回の授業内容は働くうえでとても重要であり、教科「情報」の中で問題解決という分野が扱われていることは企業にとてもありがたいとのご意見をいただいた。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります(準備中)

1.授業スライド
2.授業資料


2016.2.18 町田高校授業見学会 報告

研修会の様子他
    
日時:2016年2月18(木)13:30~17:00
場所:都立町田高等学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:総合実習(情報通信ネットワークと問題解決)
授業者:小原 格先生


町田高校にて、1年間の総まとめとして行われている問題解決をテーマとした授業を見学した。生徒はそれぞれのグループで協力しながら「情報科学・情報技術を社会に役立てる」というメインテーマのもとサブテーマを決め、問題を発見、分析を行い、それに対する改善提案をプレゼンテーションする中で、問題解決の実際を学習していた。本時は、これらのプロジェクト全14コマ中の最後のプレゼンテーションであった。町田高校では、このプロジェクト学習を総合実習と位置づけ、毎年少しずつブラッシュアップをさせながら実施している。また、授業者の小原先生は、発表活動の時期に合わせ、授業を一般公開し、参加者には発表活動の評価をしてもらっている。今回の授業見学会でも参加者による発表の講評が行われ、生徒たちは大きな刺激を受けていた。授業後の研究協議会では、プロジェクト学習の進め方、アンケート調査活動との繋がり、年間を通じての授業デザインについて活発な情報交換が行われた。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.授業スライド
2.ワークシート
3.学習指導案

2016.2.12 墨田川高校授業見学会 報告

研修会の様子他
    
日時:2016年2月12日(金)13:30~17:00
場所:都立墨田川高等学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:操作性の向上と情報技術
授業者:椋本 哲也先生


墨田川高校にて、情報社会が作り出すバリアに関する授業を見学した。生徒たちは一人一台のタブレットPCを使い、授業に取り組んでいた。授業ではまず、アクセシビリティ、ユニバーサルデザイン、バリアフリーといった用語に関する理解度を測るため、CBT方式での小テストを実施していた。生徒たちはこれらの内容について、事前にビデオを使い学習しており、反転授業からのCBTという新しい取り組みとなっていた。その後、ルーブリックを使った学習目標と態度目標の説明があり、情報化の進展によって発生したバリアについて考察する個人ワーク、グループワークと進んでいった。生徒たちは、インターネットを利用し、これらのテーマについて調べ、パワーポイントにその内容をまとめていた。タブレットPCを上手に利用しながら話合いをする姿が印象的であった。授業後には、文部科学省教科調査官の鹿野利春先生より、東京都の研修制度、今後の学習指導要領改訂の方向性、授業の担う役割などに関する指導講評をいただいた。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.学習指導案、ルーブリック.pdf
2.授業スライド.pdf
3.CBTによる小テスト(キャプチャ).jpg

2016.1.28 武蔵高校授業見学会 報告

研修会の様子他
    
日時:2016年1月28(木)14:00~17:00
場所:都立武蔵高等学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:問題解決の実際(問題の分析)
授業者:朝比奈 岳彦 先生


武蔵高校にて、問題解決の実際についての授業を見学した。まず、生徒たちは、前の時間にブレインストーミングで出しあった「身近にある問題点」の中から、グループでテーマにしたいものを抽出。その後、取り上げた問題をtobeモデルやasisモデルに当てはめ問題を明確化させ、さらにロジックツリーを使い、問題の原因を特定していた。問題解決手法を多くの取り入れた授業で、生徒たちは、個人、ペア、グループと人数を変え、次々と演習に取り組んでいた。授業後の研究協議では、問題解決学習の分野の位置づけや扱い方、総合的学習の時間との関係、問題解決メソッドの企業での活用法など、幅広く多くの話題が出された。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.学習指導案(武蔵160128).pdf
2.スライド.pdf
3.ワークシート1.pdf
4.ワークシート2.pdf

2015.12.01 本所高校授業見学会 報告

研修会の様子他


本所高校授業風景
 

日時:2015年12月01日(火)14:00~17:00
場所:都立本所高校
内容:授業見学、研究協議
授業名:サイバー犯罪とセキュリティ対策
授業者:大和 雅俊 先生


本所高校にて、サイバー犯罪とセキュリティ対策の授業を見学した。講義形式の授業の中に2つの実習が組み込まれていた。はじめにメールが生徒に送られ、その中に今日の授業内容や評価項目、実習のURLなどが明記されていた。

サイバー犯罪とは何かから講義ははじまり、不正アクセスなどの犯罪行為やマルウェアなどの悪意のあるソフトウェアの紹介。その対策としてコンピュータウィルス導入やアップデートやバックアップの大切さを強調していた。また、インターネットでの悪質商法やフィッシング詐欺などの紹介もあった。実習では、自分の普段使っているパスワードのセキュリティの確認と警視庁のサイバー犯罪の資料を使って、資料の理解と現在のサイバー犯罪のトレンドや注意すべきことを確認しプリントにまとめていた。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.授業内容メール
2.授業スライドデータ
3.ワークシート

2015.11.27 神代高校授業見学会 報告

研修会の様子他
    
日時:2015年11月27日(金)14:10~17:00
場所:都立神代高等学校(全日制)
内容:授業見学、研究協議
授業名:ロボット制御プログラム実習
授業者:山本 博之 先生


神代高校にて、レゴマインドストームNXTを用いたプロジェクト型学習を見学した。学習者がグループで課題を解決していく形式で授業が進行し、教員が生徒に教えることがないのが印象的であった。生徒は与えられた課題を、与えられた環境(配布物やインターネット)の中で解決しようと取り組んでおり、各グループそれぞれプログラムの工夫があった。思い付いた発想をプログラムで実現し、実際に動かし、改善点を見つけ出し、修正・改善を繰り返す流れは、問題解決の基本である Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)となっていた。またグループで取り組む学習を取り入れたことで、協調性やコミュニケーション能力の育成も狙いとしてみることができた。文部科学省教科調査官の鹿野利春先生も見学され、授業後の協議会では、プログラミング教育、今後の学習指導要領、レゴマインドストームのような教材の導入や教員研修について活発に協議が行われた。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.学習指導案及び授業資料.pdf
2.レゴマインドストームNXTによるオンオフ制御とP制御(youtube)
3.レゴマインドストーム授業課題コースその1 (youtube)
4.レゴマインドストーム授業課題コースその2 (youtube)

2015.11.21 宇宙エレベータロボット競技体験会 報告

研修会の様子他
      
日時:2015年11月21日(土)13:40~17:00
場所:ナリカ本社
内容項目:
1:宇宙エレベーターの説明
2:教育用レゴEV3組立
3:ipadを使ったプログラミング
4:簡易宇宙ステーションへのトライ&エラーミッション
5:宇宙エレベーターロボット競技会について


株式会社ナリカ本社にて、宇宙エレベータロボット競技(神奈川大学付属の小林道夫先生が中心で取り組んでいるレゴマインドストームEV3を使った競技)の体験会を行った。2013年から始まったこの競技会は、年々参加者が増え、今年度は65チームが参加するまでの大会となっている(詳しくは宇宙エレベータロボット競技会HPを参照)。この日は、レゴマインドストームEV3の組立から始まり、ipadを使ったプログラミング、実際の競技で使用する宇宙ステーションへミニフィグ(及び3Dプリンタで制作したアヒル)を送り届けるミッションを体験した。レゴマインドストームは教育現場で広く普及しており、今後、教科情報の授業を実践する上で大いに参考になる研修会となった。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.宇宙エレベータロボット競技会について

2015.11.13 江北高校授業見学会 報告

研修会の様子他
    
日時:2015年11月13(金)13:00~17:00
場所:都立江北高等学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:情報科が実施する主権者教育
授業者:稲垣 俊介先生


18歳から選挙権が与えられ、主権者教育の重要性が増している中、情報科で主権者教育を扱うという授業であった。2時間連続の授業で、最初の時間は、授業者より4つのテーマが与えられ、そのテーマについて個人の意見をまとめ、さらにグループ内で話し合いを行い、意見の整理をするという内容。次の時間は、前時間の最後のテーマに基づき、各班でプレゼンテーションを行う内容。意見内容の調整、スライドの作成、代表者による発表という流れで進行した。発表テーマはタブレット端末やスーパーコンピュータなど、社会・政治に関するものが多く、情報技術により、個人の倫理観やトレードオフの考えを用いて判断しなければならないということを授業をとおして生徒は学んでいた。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.学習指導案
2.授業スライド

2015.11.09 都市大学付属授業見学会 報告

研修会の様子他
 
 

日時:2015年11月9日(月)12:50~17:00
内容:授業見学、施設見学
授業名:クエストエデュケーションプログラム
授業者:神藤 健朗先生


都市大付属高校にて授業を見学した。授業の内容は「クエストエデュケーションプログラム」という教育と探求社が提供するPBLによる学習プログラムであった。都市大付属高校情報科の神藤健朗先生は、2007年からこの学習プログラムを取り入れた授業を行っている。この日は全18時間中の終盤にあたる内容で、生徒たちは最終発表に向けたアイデア出し、スライド作成をグループで行っていた。授業後は、教育と探求社の羽生真理子さん(クエストエデュケーションプログラムコーディネーター)より、クエストエデュケーションプログラムの概要を伺った。その後、文部科学省教科調査官の鹿野利春先生から、探求活動の普及や今後の情報科の内容との共通点などについての話題が出され、充実した協議会となった。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります

1.クエストエデュケーション授業内容兼スケジュール.pdf
2.クエストエデュケーションについて.pdf

2015.10.16 神代高校授業見学会 報告

研修会の様子他
 

日時:2015年10月16日(金)14:10~17:00
場所:都立神代高等学校(全日制)
内容:授業見学、研究協議
授業名:情報技術の発展と社会
授業者:山本 博之先生


神代高校にて「情報技術の進展と未来」の授業を見学した。コンピュータの小型化の話から講義は始まり、ウェアラブルコンピュータ、プロジェクションマッピング、デジタルサイネージ、3Dプリンタ、ICタグ、自動運転車、ドローン、人工知能、ディープラーニング、自動翻訳、シンギュラリティなど、情報技術の最新の話題について映像を交えながら解説していた。その後は、本日の授業で学んだことを踏まえた小論文を書かせ、生徒間で相互採点を行っていた。講義でのインプット、小論文でのアウトプット、相互採点での生徒同士の関わり合いと、生徒の活動が活発に行われており、アクティブラーニングを意識した授業展開となっていた。研究協議においては、スライドの配布方法やCALLシステムを使った小テストの方法、リフレクションに対するフィードバックなど、多くの内容について議論がなされた。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.授業プリント.pdf
2.学習指導案(スライド資料を含む).pdf



2015.11.07 石神井高校授業見学会 報告

研修会の様子他
 

日時:2015年11月06(金)13:20~17:00
場所:
都立石神井高等学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:アルゴリズム
授業者:小松 一智先生


石神井高校にて「アルゴリズム」の授業を見学した。データ処理の基本となる3要素(順次処理、判断分岐、反復繰り返し)について簡単な講義を受けたあと、各自がアルゴリズムを考える授業展開となっていた。アルゴリズムを考えるにあたり、Blockly(https://blockly-games.appspot.com/maze?lang=ja)を使い、理解を深めていた。それぞれが課題に取り組みながらも、生徒同士で相談しあい、積極的に取り組んでいた。授業の終わりでは本時の振り返りとして確認テストが行われていた。研究協議においては、各学校の現状についてや企業会員がどのように教育にかかわれるかなどの意見が活発に飛び交った。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.授業スライド.pdf
2.ワークシート.pdf



2015.10.15 成瀬高校授業見学会 報告

研修会の様子他
 

日時:2015年10月15(木)14:00~17:00
場所:
都立成瀬高等学校
内容:授業見学、研究協議
授業名:問題解決
授業者:池尻 啓輔先生


成瀬高校にて「問題解決実習」の授業を見学した。生徒たちは前時間までに学んだブレーンストーミングやKJ法、マインドマップなどの手法を用いて、各々問題の明確化、解決策の提案を行っていた。生徒たちは、教室内に置いてあるホワイトボードや白紙等を自由に使うことができ、それらのツールを活用してグループワークを行っていた。研究協議においては、文部科学省教科調査官の鹿野利春先生にもご参加いただいた。問題解決の単元だけでなく、他県や私立からの参加者を交え、各高校の現状やこれからの教育について意見が活発に飛び交った。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.スライド資料
2.ワークシート



2015.10.1 立川高校授業見学会 報告

研修会の様子他
  

日時:2015年10月01(木)13:00~17:00
内容:授業見学、研究協議
授業名(5限):プログラムの仕組み
授業名(6限):アルゴリズム・フローチャート
授業者:佐藤 義弘先生


立川高校にて「プログラムの仕組み」「アルゴリズムとフローチャート」の授業を見学した。「プログラムの仕組み」においては、教育用プログラミング言語であるドリトルをつかい、初めてのコーディングを行っていた。ドリトルは日本語でソースコードが書けるため、初めてプログラミングを経験する生徒であっても、つまずくことなく実習を進めていた。(授業のベースは「1時間でできるソフトウェアの仕組み(http://dolittle.eplang.jp/index.php?1h)」を参照)。また、「アルゴリズムとフローチャート」においては、佐藤先生自ら作成したフローチャート学習ファイル(Excelで作成)を使い、生徒は自分のペースで処理の流れについて学習していた。
研究協議会においては、文部科学省教科調査官の鹿野利春先生にもご参加いただき、プログラミング教育だけでなく、これからの教育についても意見が活発に飛び交った。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.授業スライド1(アルゴリズム).pdf
2.授業スライド2(プログラム).pdf
3.
フローチャート学習ファイル.xlsx

4.配付資料(指導案含む).pdf

2015.8.30 ライフイズテック研修会 報告

研修会の様子
 
 

日時:2015年8月30日(日)09:40~17:00
場所:マイクロソフト品川オフィス
内容項目:
・ITキャンプ”LifeisTech!!”開発風景見学
マインクラフトでJavaプログラミングを学ぼう!!
・Life is Tech!!と学校の連携事例紹介


日本マイクロソフト品川オフィスにて「ライフイズテック研修会」を開催した。午前中はLife is Tech社の講演と、同時期に開催していた中高生ITキャンプ(Life is Tech社主催)の様子を見学した。中高生はプログラミングやwebデザインなど、チームごとに活気にあふれた開発を行っており、本研修の参加者もよい刺激を受けていた。午後の「マインクラフト」を用いたプログラミング体験会では、ゲームのMOD開発を通してプログラミング教育について学習した。教育現場にどのように導入するかなど、具体的な協議が活発に行われた。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.
LifeisTechの事業について.pdf
2.コンピュータ(を使ったlの)教育(Docs.com )



2015.8.3~5 東大研修会 報告

研修会の様子他
 
 

日時:2015年8月3日(月)~8月5日(水)
場所:東京大学駒場キャンパス情報教育棟A
内容:
・8月3日プログラミング体験に適した処理系とその特徴
・8月4日情報教育と情報モラル教育
・8月5日プログラミング教育の考え方: データ構造・計算量
講師:久野靖先生(筑波大学教授、東京大学非常勤講師)ほか


東京大学駒場キャンパスにて「東大情報教育研修会」を開催した。初日は「プログラミング体験に適した処理系とその特徴」という内容で、
ビジュアル的に操作できるビスケットや、日本語でプログラミングできるドリトルなどが紹介された。二日目は「情報教育と情報モラル教育」。最近のトレンドである情報入試の内容、アクティブラーニングの話、情報科で行われている情報モラルの実践事例等が報告された。三日目は「プログラミング教育の考え方: データ構造・計算量」という内容で、Rubyを使ったプログラミング実習を行った。計算、分岐、ループ、配列、ソートのアルゴリズム、計算量、再帰呼び出しなど、プログラミングの基本から難しい内容までを一気に体験した1日だった。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.(講習1)プログラミング体験に適した処理系とその特徴.pdf
2.(講習2)情報教育と情報モラル教育.pdf
3.
(講習3)プログラミング教育の考え方データ構造・計算量.pdf



2015.6.19 神代高校授業見学会 報告

研修会の様子他
 

日時:2015年6月19日(金)12:50~17:00

場所:都立神代高等学校(全日制)

内容:授業見学、研究協議

授業名:プログラミング演習

授業者:山本 博之先生

神代高校にて「プログラミング演習」の授業を見学した。生徒たちはExcelVBAを用いて、プログラム課題に取り組んでいた。5時間目は、最大値を検索するアルゴリズムをプログラミングで実現していくという内容。6時間目は、ループの練習として、二重ループを含んだプログラム課題を行う内容だった。プログラムの書き方に関する説明は最小限にし、できる限り生徒自身が思考しながら課題解決に取り組む授業設計となっていた。生徒からの質問に対して直接的な答えを言わず、質問への回答はできる限りヒントにとどめ、生徒自身の発想で問題を解決させるようにしていたのも印象的であった。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.20150619学習指導案(神代).pdf
2.教材- 繰り返し文演習.xlsx
3.
教材- 最大値検索.xlsx



2015.6.10 白鴎高校授業見学会 報告

研修会の様子他
 
 

日時:2015年6月10日(水)13:30~17:00

場所:東京都立白鴎高等学校

内容:授業見学、研究協議会
授業名:Webページによる情報伝達

授業者:田中 洋先生 

Webページを使った情報伝達の仕組みについての内容。単元の導入1時間目の授業ということで、テキストエディタとWebブラウザを用いてHTMLタグの働きを確認しながら進める実習形式の授業であった。生徒たちは教員の例示に習って、エディタに入力を進め、ブラウザ表示を更新しながらタグの機能を確認していた。PCからすぐに文字や画像が表示されるというレスポンスがあるため、楽しそうに実習をすすめていた。この授業の後、教科書の単元を分担して生徒たちがまとめる実習へと展開される。教員からは授業の最後にテーマ選択について考えてくるよう指示があり、授業は終了した。授業見学後の研究協議では、アクティブラーニングの事例に関する質問や、今回の単元にかかわらず、情報のディジタル化など、さまざまな実践事例に関しての協議が行われた。


当日のスライド・資料データ等会員限定となります
1.
2015Webページ作成課題.pdf
2.Web実習画面.png
3.2015ディジタル化配布プリント.pdf
4.2進法の得点板があったら….pptx



2015.5.28 町田高校授業見学会 報告

研修会の様子他

 
 


日時:2015年5月29日(金)13:30~17:00
場所:東京都立町田高校
内容:授業見学、施設見学
授業名:問題解決を学ぶ意義と流れ
授業者:小原 格先生

1学年「情報の科学」における「問題解決」に関する導入の授業であった。町田高校は「自主・自律」を重んじる学校であり、そのためにも「自ら問題を発見し、自ら解決できるようにする」という力は非常に重要視している、とのことである。授業でも、問題そのもののとらえ方や、問題の明確化に重きが置かれており、そのために、具体的に身近な問題を発見する、という段階からていねいな授業構成となっている。また、ペアワークなど、生徒が能動的に参加し、思考力や表現力を高めるように工夫されている所も印象的であった。

 

当日のスライド・資料データ等会員限定となります
情報科準備室 ~小原研究室
・指導案(27ohara.pdf)
・授業で利用したスライドは、上記リンクから入手できます。


2015.5.18 都市大付属授業見学会 報告

研修会の様子他 
 
  

日時:2015年5月18日(月)12:40~17:00
場所:東京都市大付属中高
内容:授業見学、施設見学
授業名:統計グラフコンクールの作品作成
授業者:神藤 健朗先生

都市大付属の神藤健朗先生の授業を見学した。内容は「統計グラフコンクール作品の作成」。都市大付属では、毎年開催される東京都統計グラフコンクールに作品を出品している。生徒はWeb上より様々な統計データを入手し、表計算ソフトを用いてグラフを作成する。その後、パワーポイントを使い、ポスター風にグラフをまとめていく。軸の単位やグラフタイトルなどは、パワーポイントのテキストボックスを用い、デザイン性の高い作品が出来上がっていた。表計算ソフトだけで完結させないことで、情報の統合についても学べる内容となっていた。また、統計データの出展元の記載への注意など、著作権に対する指導もされていた。単元全体の流れとしては、統計グラフを作成するという目標達成に向けて取り組むプロジェクト学習となっており、そのプロセスの中で複合的に多くのことを学べる展開となっていた。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります
・eStat
・東京都の統計
・eGov(統計調査結果)
・eGov(白書)
都市大付属協議会スライド(2.5MB).pdf 

2015.5.9 マイクロソフト講演会 報告

研修会の様子他
 
 
  

日時:2015年5月9日(土)13:30~17:30

場所:マイクロソフト品川オフィス
内容:
・MS提案するICT活用紹介
MSが提案するプログラミング教育
・VisualStudioを用いた授業体験
ディスカッション

日本マイクロソフトでご活躍の現役社員3名の方に、「授業におけるICT活用」「MSが提案するプログラミング教育」「Visual Studioでモバイルアプリを開発してみる」という内容で講演・演習をしていただいた。プログラミング教育の機運は日本でも高まっており、今後、どのようなプログラミング教育のあり方が良いのかを考えるきっかけとなった。社内見学やディスカッションもあり、とても充実した研修会であった。

当日のスライド・資料データ等会員限定となります
VisualStudioを用いた授業体験スライドデータ(13.2MB).pptx
MSが提案するプログラミング教育スライドデータ(2.55MB).pdf