第12回「授業ツアー」町田高校


  • 日時:2020年1月17日(金)14:30-16:45
  • 場所:都立町田高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報デザインと問題解決
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小原 格先生
【授業概要】
情報を相手にわかりやすく的確に伝える情報デザイン(Webサイト制作)の内容でした。「自分たちのお気に入り」を紹介することを通し、学校に訪れる人たちに対して自分たち自身のことを理解してもらい、円滑なコミュニケーションを行うことを目指したサイト作りが行われました。
 本時は、前回までに自分たちが作成したサイトを他のサイトと見比べながら、改善点を話し合い、実際にサイトの改善を行う授業が展開されました。


第11回「授業ツアー」墨田川高校



  • 日時:2019年12月20日(金)14:00-17:00
  • 場所:都立墨田川高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報通信ネットワーク
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:椋本哲也先生

【授業概要】
情報通信ネットワークの仕組みについて、生徒が主体的に学ぶスタイルの授業であった。
まず範囲の内容を教科書等を読んで学び、口頭試問を受けていた。ここで合格した生徒が以降の生徒の試験管を行っていく。合格者が増えるほど試験管が増えていく仕組みで、その中で自然と教え合いが発生していた。
また、口頭試問に合格した生徒は教科書の指定範囲から合計200問以上の作問を行い、専用フォームから提出をしていた。作問作業中も生徒間での教え合いが活発に行われており、主体的に学ぶ様子がうかがえた。
授業後の研究協議においては、参加者間でも授業法や各校の状況共有等、活発な意見交換が行われた。


第10回「授業ツアー」石神井高等学校

  • 日時 :2019年11月18日(月)14:20-15:10
  • 場所 :都立石神井高等学校
  • 内容 :授業見学、研究協議
  • 授業名:ネットワークの構成要素
  • 科目 :情報の科学
  • 授業者:小松 一智先生
【授業概要】
本時の授業ではインターネットについてルータやハブなどの機器の接続を考えさせたり、通信速度を計算させたりしていた。普段は無線で機器を接続しているため、有線での接続を考えるのは難しかったようである。


第9回「授業ツアー」千代田区立九段中等教育学校

  • 日時 :2019年11月7日(木) 14:10-15:00
  • 場所 :千代田区立九段中等教育学校
  • 内容 :授業見学、研究協議
  • 授業名:問題の解決と処理手順の自動化 ~ギャラリーウォーク~
  • 科目 :情報の科学
  • 授業者:須藤 祥代先生
【授業概要】
問題の解決と処理手順の自動化の単元として、プログラミングをテーマに授業が行われた。生徒はProcessingでメディアアートをe-ラーニングで作成していた。オリジナリティのある作品にするために、自分でインターネットで調べたり、友人とコミュニケーションを取りながら、それぞれの理解度や進度に合わせ、学習を進めていた。今回の授業では、これまでに作ってきた作品をギャラリーウォークで見あい、相互評価を行った。お互いの作品を見て交流することで、刺激を受けたようであった。授業の最後には、リフレクションを行い、ルーブリックによる振り返りが行われた。

第8回「授業ツアー」三鷹中等教育学校

  • 日時 :2019年10月30日(水)
  • 場所 :都立三鷹中等教育学校

  • 内容 :授業見学、研究協議
  • 授業名:デジタル化総合実習発表会と相互評価
  • 科目 :情報の科学
  • 授業者:能城 茂雄先生
【授業概要】
情報の科学 デジタル化の単元のまとめとして、文字・音・画像のディジタル化の知識と技術を用いた実習をプロジェクトベースの総合演習として展開しました。
今回の授業では、制作したCM(オリジナルCMを模倣したもの)の発表会と相互評価を行いました。

第7回「授業ツアー」町田高校


  • 日時:2019年10月25日(金)14:30-16:45
  • 場所:都立町田高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報通信ネットワークを用いた問題解決
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小原 格先生
【授業概要】
情報通信ネットワークを用いた問題解決として、「クラスの情報モラルを高める」ことをメインテーマとし、各班が問題点を探りアンケート調査を基に解決方法の提案を行う全8時間の実習のうちの5時間目でした。始めに、既に学習したデータベースやクロス集計等の知識を確認した後、残りの時間で生徒は前回実施したアンケートの集計や分析、グラフ作成、また、そこから読み取れる内容についてのディスカッションを積極的におこなっていました。最後まで生徒が主体的に取り組んでいる様子が見られました。

第6回「授業ツアー」立川高校

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  • 日時 :2019年10月8日(火)14:10~15:00
  • 場所 :都立立川高等学校(全日制)
  • 内容 :授業見学、研究協議
  • 授業名:情報デザイン-立高PRプロジェクト6
  • 科目 :情報の科学
  • 授業者:佐藤 義弘先生
【授業概要】
今年度から情報の科学の内容を組み替え、新学習指導要領「情報Ⅰ」に準拠した形で授業をおこなっている。情報デザインの実習として、各班で学校のPRをポスターセッションをおこない、それを元にWebサイト作成し、メディアに合わせた情報デザインを学ぶ学習内容となっている。今回は最終回のWebサイト相互評価を実施した。他の班の作品を情報デザインの視点に立って評価し、自分たちの班の改善点を検討する内容であった。他の班の作品から学ぶことや、相互評価のコメント等から学ぶことも多いようで、改善点の検討では積極的な意見交換がおこなわれていた。

第5回「授業ツアー」町田高校

授業でのスライドワークシート
  • 日時:2019年9月20日(金)14:30-16:45
  • 場所:都立町田高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報の管理と問題解決(情報の蓄積・管理とデータベース)
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小原 格先生
【授業概要】
前半では、ネットワークを活用したデータベースの仕組みを簡単に体験するとともに、後半では、データベース形式で保存されたデータの分析(クロス集計)を行い、その結果を解釈し互いに発表し合う形式の授業が行われました。
データベースでは、共有フォルダーのデータベースに一斉にアクセスさせ、全員で登録したり活用したりできることを確認することで、表計算ソフトとの振る舞いを比較し違いを認識させる活動が行われました。また、後半では、データベース形式で保存されたデータをクロス集計させることで、コンピュータの利便性を認識させるとともに、そのデータの解釈は人間が行う必要があることを確認しました。生徒は集計表を解釈し互いに発表させる活動を通して、判断力や表現力を身に付けていきました。


第3回 研修会・研究協議会

新学習指導要領を踏まえて
「プロジェクト・マネジメント」を学ぼう

 

 

日時:2019年8月22日(木) 午前9時30分~午後4時30分
場所:東京都立江北高等学校学校
内容:プロジェクト・マネジメントに関連する知識の習得とワークショップ等
費用:無料
講師:
プロジェクトマネジメント検定 作問委員 難波俊樹氏
積才房合同会社 櫻井淳二氏
元富士通株式会社システムエンジニア 駒井明喜氏

プロジェクトマネジメントをどの様に情報の授業に取り入れていくかを、参加者の先生方で検討し、それを講師の先生方がファシリテートしてくださる、大変実りある研修となりました。
プロジェクトマネジメントの考え方はただ授業で取り扱うというより、私たちの業務、更に個人の人生というレベルまで検討できるものだという気づきもありました。
また、プロジェクトマネジメントの教育活動への利用はまだまだ発展途上であるため、一層の研究が必要であることが研修を通じての気づきとなりました。
多くの学びがある研修となりました。

第2回 研修会・研究協議会

新学習指導要領「情報I」研修会 『情報科リカレント 2019』

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日時:2019年8月20日(火)~21日(水) いずれも午前9時~午後5時
場所:東京都立三鷹中等教育学校
内容:「文部科学省 情報I 研修資料」の内容を基にした演習および実習
・8月20日(火)
情報社会の問題解決
コミュニケーションと情報デザイン
・8月21日(水)
コンピュータとプログラミング
情報通信ネットワークとデータの活用

講師:
佐藤義弘 先生(都立立川高等学校指導教諭)
能城茂雄 先生(都立三鷹中等教育学校主幹教諭)
小松一智 先生(都立石神井高等学校指導教諭)
小原 格 先生(都立町田高等学校指導教諭)

情報科の「リカレント」として、新学習指導要領や研修教材等に関わってきた方々による「情報I」を見据えた研修会を行いました。
それぞれの大単元を半日で終えられるように行われ、新指導要領で想定されている演習や、それぞれ講師の先生方が実践されている内容の紹介、また、主体的・対話的な学びについての体験も行われました。締切前に満席になるなど注目度も高く、多くの先生方によるディスカッションも行われました。

第1回 企業・大学系研究協議会(共催)

東大での『一般情報教育』を体験しよう 2019


日時:2019年8月1日(木)~8月2日(金)
場所:東京大学駒場キャンパス情報教育棟A
内容:
・8月1日テキスト型言語によるプログラミングの学ばせ方
・8月2日高校における情報教育と情報科の現状
講師:久野 靖 先生(電気通信大学教授)・辰己丈夫 先生(放送大学教授)ほか

【主催】
情報処理学会会員の力を社会につなげる研究グループ
【共催】
東京都高等学校情報教育研究会
【協力】
東京大学

1日目は主にプログラミングの学ばせ方として、大学などで行われているJavascriptなどのプログラミングを体験し、ディスカッションを行いました。また、二日目は、情報教育の現状として、東京大学で行われている情報教育の説明や、ブレッドボードなどを用いた実習、新学習指導要領の内容に関する講義など盛りだくさんの内容となりました。

第4回「授業ツアー」都立日比谷高等学校

第4回日比谷ツアー

  • 日時:201978()14:00-16:30
  • 場所:都立日比谷高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:「情報のディジタル化・情報通信ネットワーク~グループ発表」
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:田中洋先生

【授業概要】
本時は12時間のグループワーク実践における最終1112時間目にあたり、クラス内8グループの生徒発表が行われた。クラス40名の生徒が5名ずつの8班に分かれ、教員より指定された教科書の内容をスライドを用いて分かりやすく発表する形態であった。。分担された内容は、情報のディジタル化から「文字」「音」「解像度」「階調」「圧縮」の5項目、情報通信ネットワークから「プロトコル」「パケット通信」「IPアドレスとドメイン名」の3項目であった。10分間という発表時間の中、各班とも工夫したスライドを用い発表を行っていた。聞いている生徒は各項目の内容を理解している様子であった。また、内容と発表について生徒による相互評価が実施され、生徒は事前に示されたルーブリックにより、各班の評価を行っていた。
授業見学後の研究協議では、グループワーク実施前に指導された教材内容や実技指導、12時間のグループワークにおいて各時間をどのように進行したかについて授業者から説明があった。参加者からは、本日の発表に向けてどのような流れ・指導が行われたかについて質問が出され、協議が進められた。


第3回「授業ツアー」都立立川高校

授業ツアー立川20190618


  • 日時:2019年6月18日(火)14:00-16:30
  • 場所:都立立川高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報のディジタル化~データのサイズを求めよう~
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:佐藤 義弘先生
【授業概要】
本時はデータ量の計算から画像の圧縮までの授業であった。動画の基本原理を映像で示すところから授業がスタートし、画像のデータサイズをプログラミング言語Pythonを利用して求める演習へと展開した。その後、音のデータサイズの内容からデータの圧縮へ、さらに画像の可逆・非可逆圧縮へと授業内容が展開された。一斉指導の形態でありながら、計算演習や音声や画像の体験があり、授業はかなりのレベル・スピードで進行していたが、生徒は集中し内容を理解している様子であった。
授業見学後の研究協議では、立川高校が今年度から、現在の「情報の科学」の内容を次期学習指導要領「情報Ⅰ」の順番に組み替えた構成で実施していることと、その内容について質問や議論が活発に行われた。

第2回「授業ツアー」町田高校


  • 日時:2019年5月17日(金)14:30-16:45
  • 場所:都立町田高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報社会の問題解決(問題を発見・解決する方法)
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小原 格先生
【授業概要】
新学習指導要領情報I「情報社会の問題解決」を意識した授業として、
発想法やアイデアをまとめる方法の実践と発表を行いました。
フレームワークやブレーンストーミングを元に、
未来の情報機器の元となる「モノ」をたくさん挙げ、
それを「カードを用いたアイデア整理法」を用いて、
グループごとに「未来の情報機器」の開発と発表を行いました。

第1回「授業ツアー」立川高校


  • 日時:2019年5月10日(金)14:00-16:30
  • 場所:都立立川高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報社会における個人の責任
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:佐藤 義弘先生
【授業概要】
実際に起きた情報社会の事件・事故・犯罪を元に、解決するために必要な法律・ルール・マナーについて考える授業であった。
実際の事例は各自「朝日けんさくくん」を用いた新聞記事検索をおこない、各自で法律・ルール・マナーについて考え、その内容をグループで共有して、その中の一つについてグループでさらに検討する展開であった。
最後にグループの代表者による口頭発表があり、さまざまな法律やルールの提案があった。
授業見学後の研究協議では、立川高校が今年度から、現在の「情報の科学」の内容を次期学習指導要領「情報Ⅰ」の順番に組み替えた構成で実施し、この授業も問題解決の手法を用いた構成であることの説明があり、その内容について質問や議論が活発に行われた。