第01回「授業ツアー」三鷹中等教育学校

授業の様子
全体説明ペアワーク机間指導
  • 日時:2018年5月8日(火)13:00-17:00
  • 場所:都立三鷹中等教育学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:CPUと論理回路
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:能城茂雄先生
前半1時間は理論編で、スライドや資料を用いて、AND回路・OR回路・NOT回路をはじめ、3つの組み合わせて、さまざまな回路が構成され加算ができることまで解説があった。
後半1時間は実習編で、前時の解説を踏まえて実習で確認をする展開であった。生徒たちは、能城教諭自作の実習用ボードを用い、2人一組でさまざまな回路を学習事項を確認するように楽しんで実習に取り組んでいた。
研究協議では、自作ボードの紹介やそのボードを用いた教育効果について解説があり、授業内容の定着おける実習の必要性など充実した協議が行われた。

第02回「授業ツアー」町田高校

全体風景教員説明
  • 日時:2018年5月18日(金)14:30-17:00
  • 場所:都立町田高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報社会と問題解決
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小原 格先生
【授業概要】
問題解決における問題の整理の授業でした。問題を整理するために、図解の種類や方法を学ぶとともに、問題を整理し原因と解決策を見やすく表した「IE図」を元に、座標軸等で意思決定を行う演習していました。
生徒たちは授業者の定めた時間の中で、少しでもたくさんの自身の考えを書き出すことに専念しし、さらに、それを隣の席の者とブレーンストーミングで伝えるという実践が印象的でした。こういった実習を通して、話し方や聴き方についての学びを繰り返し、それを生徒に身につけさせていると、研究協議会の中で、小原先生が述べておりました。

第03回「授業ツアー」目黒


  • 日時:2018年6月7日(木)9:30-12:30
  • 場所:都立目黒高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:テーマごとにスライド作成 基数変換の復習とテーマ決め
  • 科目:社会と情報
  • 授業者:中山 享司先生
【授業概要】
2時間目の授業は、生徒がテーマごとにスライドを作成する授業であった。
これまでの授業で教員による「情報のディジタル化」に関する解説が終了している。生徒たちは解説が終了している8つのテーマの中から自分が担当する分担を決めており、その分担に従って、他の生徒にわかりやすく解説するためのスライドを作成する。今後、小グループ内でのプレゼンテーション発表を経て、クラス全体での発表へと進行する流れである。
生徒には、プリントにより今後の流れが明示され、自己評価シートも配布されており、各時間の見通しや目的意識にも配慮された指導が行われていた。
3時間目の授業は、基数変換の解説および演習の授業であった。授業者の工夫されたスライドとプリントにより、2進数・10進数・16進数の相互変換についての解説が行われた。
複数の変換方法が紹介され、それぞれの利点や注意する点がていねいに解説されていた。時には書画装置を用いて、授業者が実際に筆記演算する演示も織り交ぜ、生徒の理解を助けていた。
見学終了後の研究協議では、情報のディジタル化やプログラミングにおける教材について、参加者間で情報交換が行われた。

第04回「授業ツアー」立川高校

  • 日時:2018年6月21日(木)13:30-16:30
  • 場所:都立立川高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報システム
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:佐藤 義弘先生
【授業概要】
情報システムの授業であった。
身近な情報管理システムについて概要を学習してから、グループで調査して,特徴をまとめていた。
研究協議会では、本日の授業について検討し、さらに参加者間で情報交換が行われた。
 

第05回「授業ツアー」都立日比谷高校

  • 日時:2018年7月2日(月)13:30-16:30
  • 場所:都立日比谷高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:「情報のディジタル化~グループ学習」
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:田中 洋 先生
 
【授業概要】
6~7月に「情報のディジタル化」と「情報通信ネットワークのしくみ」の中から、8つのテーマをクラス内のグループに割り振り、生徒によるグループでの学びを進めているということであった。
6時間目は「発表前最終準備」で、スライドの最終調整やリハーサルをする様子が見学できた。7時間目は「発表」で、クラス内全8班のうち3つの班が発表する様子を見ることができた。

今回発表した3つの班のテーマはそれぞれ、コンピュータにおける「文字の表現」「音の表現」「画像の表現」であり、また、ルーブリックを用いた生徒による相互評価も実施されていた。

見学終了後の研究協議では、この間のグループ学習の流れや進め方、グループ学習に入る前の授業内容、グループ学習における教師の関わり方などをテーマに協議が行われた。

2018.08.15 最新研修用設備の見学・人材育成について企業人と語ろう 報告


【講座概要】
本研修は株式会社FUJITSUユニバーシティのご協力のもと,川崎の「富士通研究所」の見学と,富士通エフサス「みなとみらいInnovation & Future Center」での研修設備見学&企業人とのディスカッションの研修であった。

午前は「富士通研究所」で最新情報技術の見学をした。参加者は教員が中心であるため,教育にこの技術をどう生かすかという話で盛り上がった。さらに,最新の情報技術をに対する興味から,多くの質問を研究所の方にしていた。教員としての教育への技術の応用と,情報技術への関心が一層高まる,有意義な研修となった。

午後は,株式会社富士通エフサスの「みなとみらいInnovation & Future Center」にて研修をした。前半は,最新の企業教育の設備を見学した。参加者の多くは,教室や職員室をこういった設備としたい,という感想を持ち,さらにどのような工夫をすれば,近い運用が可能か,という意見も出されていた。
後半は「これからの教育」というテーマで,企業にて人材育成をしている方々を交えながら議論をした。かなり深い議論となり,参加者は多くの学びを得ることができたと考えられる。講師が前に出て講義をする研修とは全く違うコンセプトで行われた研修であり,参加者で作り上げていく研修として成功することができたと感じた。


第06回「授業ツアー」都立立川高校


  • 日時:2018年8月30日(木)13:30-16:30
  • 場所:都立立川高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:問題解決とコンピュータの活用
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:佐藤 義弘先生
 
【授業概要】
問題解決とコンピュータの活用の授業であった。
問題を発見・明確化したり、分析する上で活用できるデータの集計やグラフ化を、講義と実習を組み合わせて学習をしていた。
教員からの解説の後に、与えられたデータから分析をする実習をした。
例えば、天気別や曜日別の遊園地の来場者数が示されているデータを与えられる。
そして、そのデータからどの天気、またはどの曜日に遊園地に訪れれば、比較的すいているか等を検討した。
さらに、数値ではわかりにくいデータもグラフ化することによってわかりやすくなることも体験から学んでいた。

第07回「授業ツアー」都立立川高校


  • 日時:2018年10月1日(月)13:30-16:30
  • 場所:都立立川高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:モデル化とシミュレーション
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:佐藤 義弘先生
 
【授業概要】
モデル化の考え方を学んだ上で、コンピュータを利用した簡単なモデルを作成し理解を深める授業であった。
教員からのモデル化の意味の後に、身の回りにある具体的なモデル化されたものの紹介があり、あらためてその意図について生徒はうなずいている様子がみられた。
その後、部屋の間取りをモデル化したものを扱い、PowerPointにてモデル化した家具を作成するとともに、シミュレーションの準備を行った。

第08回「授業ツアー」都立石神井高校

  • 日時:2018年11月26日(月) 14:10-16:30
  • 場所:都立石神井高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:調べ学習(発表の時間)
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小松一智先生
 
【授業概要】
この授業では情報システム/情報セキュリティの分野のテーマを自分たちでまとめてわかりやすく説明する授業であった。テーマは全部で10種類。班の数は10班。1つの班が1つのテーマを扱っていた。
公開された授業では、発表の時間となっていた。各班発表は5分~10分。わかりやすさなどについて相互評価も行い、自分たちの説明を振り返れるようにしていた。
また、Webで調べた内容だと説明された内容が手元に残らないため、配布資料の作成もさせていた。


第9回「授業ツアー」都立成瀬高校




  • 日時:2018年11月29日(木) 14:10-16:30
  • 場所:都立成瀬高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:言語活動を通した授業まとめ
  • 科目:社会と情報
  • 授業者:池尻啓輔先生
 
【授業概要】
この授業は、2学期間に学んだ単元を、自分の言葉で他者に説明することで、より深い理解へつなげるというものであった。
生徒は、ワークシートに書かれたキーワードについての説明を4分間でまとめ、
それぞれ指定の秒数以内で説明をペアの相手に説明する。
ペア同士で確認しあったり、違う説明の仕方を聞くことで足りない部分を補い合い、理解を深めていく。また、それに対して教員は全体で補足説明を加える等して正確で深い学びにつなげていっていた。

第10回「授業ツアー」都立江北高校

  • 日時:2018年11月30日(金) 13:00-16:30
  • 場所:都立江北高等学校
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:メディアリテラシーの視点で検討する情報モラル
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:稲垣俊介先生
 
【授業概要】
この授業は、高校生が情報モラル教材の制作意図を理解させることでメディアリテラシーを育む実践となっていた。教材としてNHKのEテレを視聴し、それをメディアリテラシーの視点で検討をすることで、制作者の意図を考えさせていた。また、情報モラル教育はネガティブな視点で提供されがちであると気づかせ、その理由、とその打開策をについて検討をした。
この現状を踏まえ、生徒は自身の体験を通してポジティブなスマホコミュニケーションの仕方について議論し共有した。そして、これからスマホを持つであろう、小学6年生に向けたプレゼンテーションを作成し、その発表することでスマホコミュニケーションをポジティブな視点で捉えることの必要性を学んだ。

第11回「授業ツアー」町田高校

わからない所を確認する生徒動画を確認する生徒教えあう生徒テストに取り組む生徒
  • 日時:2018年12月7日(金)14:30-16:45
  • 場所:都立町田高等学校(全日制)
  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:コンピュータと情報の処理
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:小原 格先生
【授業概要】
コンピュータにおいて、情報が処理される仕組みや表現される方法を理解させる授業であり、今回は全7回の最後の回「圧縮とエラー訂正」が中心の授業であった。
生徒はあらかじめスライドやビデオを見ながら予習することが前提となっており、授業が始まると、本日の到達点や学習内容を再度確認した後、生徒どうしの教え合いが始まった。改めて動画を確認したり、スライドの内容を教えたり、また、問題集で問題を出し合ったりと、自ら取り組む姿が見られた。その後、チェックテスト、振り返りといった形で授業が進み、Classiのアンケート機能を活用する様子も見られた。     


第12回「授業ツアー」千代田区立九段中等教育学校

  • 日時:2019年1月28日(月) 13:00-16:30
  • 場所:千代田区立九段中等教育学校

  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:情報システムが支える社会 ~問題解決学習~
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:須藤 祥代先生

 【授業概要】

本授業では、単元のまとめとアンケート実習を組み合わせて報告書と発表を行うPBLを行っている。本時は、アンケートを取り終わり、発表前の準備を行う回であった。グループで4つの役割に応じて活動を行い、話し合いをしながら生徒が主体的に取り組み、作業を進めていた。

研究協議では、ICTを活用した授業や年間および本授業の授業デザインについての情報交換が行われた。



第13回「授業ツアー」都立日比谷高等学校

  • 日時:2019年2月4日(月) 13:30-16:30
  • 場所:都立日比谷高等学校

  • 内容:授業見学、研究協議
  • 授業名:機器シミュレート実習
  • 科目:情報の科学
  • 授業者:田中 洋先生

  【授業概要】
「機器シミュレート実習」の授業見学を行った。この実習は、家庭内や社会にある機器を表計算ソフトExcelとマクロ言語VBAを用いてシミュレートする実習である。

1クラス約40名が8班に分かれ、班内で話し合って機器を決定し、役割分担に基づき制作を進めていく全8時間の実習で、今回は3~4時間目の時間であった。

生徒たちは、教室内にあるプログラミングの書籍やインターネットの情報を参照し制作を進めていた。また教員は質問に対応したり、必要に応じて各班にアドバイスを行いながら授業を進行していた。

見学終了後の研究協議では、グループ実習の進め方、グループ学習での評価方法、プログラミングを用いた授業のあり方などのテーマで協議が行われた。